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2024.08.28

相続

相続登記の非課税物件漏れ

「司法書士に相続登記を頼んだのに物件が漏れていた」

相続の相談を受けていて、このようなお話を聞くことがあります。

なぜこのような事態が起こるかと言いますと、
毎年春先に届く固定資産の明細書には『非課税の不動産』が記載されていないので、
この明細書で物件を確認して相続手続きを行うと稀にこういったことが起きます。

このような非課税物件漏れを防ぐためには、
・名寄帳(その人が所有する固定資産一覧)を市役所で発行する。
・亡くなった方の権利書を確認する。
といった対策が考えられます。

最近では司法書士などの専門家が利用するオンライン登記情報サービスで、
所有者の名前で不動産を検索できる名寄せ機能が実装されたので、
こういったサービスを利用しながら不測の事態を予防していきたいですね。

司法書士 佐々木孝洋