令和６年４月１日から、相続登記の申請が義務化されました。

私は司法書士会の活動として、定期的に愛知県司法書士会の電話相談員や、
豊田市役所における登記相談の相談員を担当しているのですが、
相続登記義務化の影響もあってか、相続登記に関して多くの相談が寄せられております。

豊田市役所での相談は１か月以上先まで予約が埋まっていたり、
愛知県司法書士会の電話相談は、相談時間中、電話がひっきりなしに鳴ります。

「数年前に親が亡くなったけれど、実家の相続登記をしていなかった。」
「不動産を売却するために、まず相続登記が必要と言われた。」

今年亡くなった方の相続登記だけではなく、
法改正や売却をきっかけに未了だった相続登記をご依頼いただく方もいます。

この相続登記義務化をきっかけとする相続登記ラッシュも、
少し落ち着いてきたのかな？という実感もありますが、

まだまだ相続登記がされていない不動産も多いですし、
『所有者不明土地』の問題を解決しなければならないという社会的課題もあります。

不動産・相続の専門家として、これからも社会の役に立てるような仕事をしていきます。

司法書士　佐々木孝洋